初期仏教の話

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初期仏教のお話21  仏・法・僧へのマインドフルネス(三隨念)

初期仏典の言葉であるパーリ語で、satiという語がマインドフルネス(mindfulness)と英訳されました。マインドフルネスは、仏典には「三隨念」などとして登場します。これは仏・法・僧という三つの対象へ注意を向ける(マインドフルネス)ことです。その内容とはどのようなものだったのでしょうか。
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初期仏教のお話20 呼吸へのマインドフルネス

初期仏典にはアーナーパーナサティという呼吸へのマインドフルネス(念)修習法が記されています。16段階に沿って呼吸へ注意を向けることで果を得るというものです。後に「数息観」とも呼ばれました。今でも上座仏教においては重要な修習法です。
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初期仏教のお話19 お釈迦様以外の思想家(3)「六師外道」

お釈迦様以外の思想家として、パグダ・カッチャーヤナ、サンジャヤ・ペーラッティプッタ、ニガンタ・ナータプッタなどがいました。お釈迦さまの思想は、当時のインドのヴェーダの宗教の思想や、他の多くの思想家の影響を受け、形作られていったと思われます。
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初期仏教のお話18 「初期仏教」と「浄土真宗」

「初期仏教」と「浄土真宗」の関係はどのようなものでしょうか。開祖とされる親鸞は、七高僧の第一祖に龍樹をあげています。龍樹を「有無の見解をことごとく破る」とした親鸞の教えは、「初期仏教」と「浄土真宗」の関係を感じるに大事な個所ではないでしょうか。
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初期仏教のお話17 古代インドの「動物」(畜生)たち

古代インドでは、動物(虫)を「畜生」という区分で考えていたようです。とても苦しい境遇であり、前世において悪い行為をすることで苦しい境遇へ落ちていくのだと。人間に生まれることは非常に稀であり、人間として生まれたからには、善を行い修行をして輪廻から脱することを説きました。
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初期仏教のお話16 お釈迦様以外の思想家(2)「六師外道」

マッカリ・ゴーサーラは、アージーヴィカ教の教祖とされ、運命論を説きました。また、アジタ・ケーサカンバリンは今でいうところの唯物論を説きました。お釈迦さま以外にも、当時たくさんの自由思想家が存在したようです。
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初期仏教のお話15 お釈迦さま以外の思想家(1)「六師外道」

お釈迦さまが存在した2500年前のインド。お釈迦さま以外にも、多くの思想家(宗教家)が存在していました。仏典には、お釈迦さま以外の思想家6人を「六師外道」と呼び、批判的に挙げられております。
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初期仏教のお話14 「念仏」(マインドフルネス)

「念仏」は、初期の仏典では buddha anussati「仏へ注意を向けること」とされています。satiは、現代ではマインドフルネスとして広く知られています。satiの漢訳は「念」であり、日本では「念仏」として、昔からマインドフルネスが行われてきました。
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初期仏教のお話13 「過去世(前世)を思い出す」

仏典において、過去世(前世)を思い出すことについてしばしば言及されます。生きものは「輪廻」することが前提でしたので、当然、過去世があったということになります。そして「輪廻」は始まりがないほど長いため、過去世も膨大にあり、注意を向けることなどで思い出すことができるとされました。
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初期仏教のお話12 古代インドの「占い」

古代インドにおいては、どのような「占い」があったのでしょうか。初期の経典を読みますと、さまざまな「占い」や「呪文」などが登場します。仏教ではこれらを「邪悪な生活の営み」として、出家者に対して離れるように説いています。
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